ふるさとクエストとは、ナビゲーターがゲーム世界のダンジョンに飛び込むように一次産業の現場に入りこみ、食物がどのような行程で作られているのかをレポートする動画企画です。
自分が食べている食べ物がどこからやってくるのか。
誰がどんな風に作っているのか。
この行程を知ることはとても大切だと考えています。「いただきます」と「ごちそうさま」をより近くに感じる動画を制作したいと考案しました。なので、地域の方々にナビゲーターが声をかけて現場へお邪魔し、撮影を実行しています。
◆クエストに潜り込む勇者を求む!
よりフランクに、より自然に、現場の知識を《学び》へと変換してもらうことができるように「勉強する」のではなく、ゲームをクリアしていくようなコンセプトで制作しています。
動画の字幕が極端に少ないのは、ダンジョン攻略者となった挑戦者が、板書を書き写すのスタイルではなく、自由に自身に必要だと感じる場面を書きとる、メモ書きできるようにと、考えたからです。
また概要欄にあるとおり「食」というキーワードに対して学びを深めることができるように、参加型の《クイズ》と遊び心の《お宝》という特典を、ダンジョンに潜り込んだ挑戦者(動画を閲覧した人)向けに設定しました。
デジタルとアナログを上手に使いこなしたいと考えています。
◆学びの先にあるものは?!
「食」をテーマにする際、一次産業にフォーカスしたのは《担い手》という視点もとりいれたかったからです。食べ物は毎日触れるもの。ルーツを知ることによって、携わる方々の想いを伝えたいと考えました。
その職人ともいえる現場を知ることがダンジョン攻略者のキャリア教育にもつながるのではないかとも考えています。
一次産業に触れる機会が教科書のみにならないように。里山の感覚って大事だと思います。